使わなくなったトイレを物置として再活用しませんか?この記事では、トイレを物置にする際の費用相場、具体的な事例、そして後悔しないための注意点を詳しく解説します。スペースの有効活用で、住まいをさらに快適にしましょう。

子どもが独立して2つあるトイレが不要になった、トイレが広いので収納スペースを作って物置にしたいなど、ご依頼が昨今多くなっています。

トイレリフォーム費用相場と事例:TOTO・LIXIL製品で床・壁を刷新

トイレを物置にするメリット・デメリット

メリット:限られたスペースを有効活用

使われていないトイレを物置にリフォームすることで、空間を有効に活かせます。掃除用具や季節限定の装飾品、使用頻度の低いイベント用品などの収納に最適です。特に都市部のような居住スペースが限られる住宅では、こうした収納空間の確保が住まいの快適性を大きく向上させます。生活空間に置きづらい掃除道具や防災グッズも、元トイレにまとめて保管できれば見た目もすっきりし、緊急時にもすぐ取り出せるので安心です。

メリット:コストパフォーマンスの高さ

収納スペースを新たに増築するよりも、今あるトイレを転用する方がコストを抑えられます。DIYで対応すれば、材料費と工具費のみで済み、数千~数万円程度で収納棚の設置などが可能です。突っ張り棒や市販の収納ラック、壁フックなどを活用すれば工事不要で収納スペースが確保できます。DIYを行う場合は、あらかじめ必要な材料・工具を揃え、安全に作業できるよう準備することが大切です。

デメリット:湿気とニオイへの配慮が必要

トイレは湿気がこもりやすく、臭いが残りやすい空間です。物置として使うには換気や除湿、消臭などの対策が不可欠。例えば換気扇を常時稼働させたり、乾燥剤や消臭グッズを常備することで快適に保てます。また、収納物には密閉容器や防臭シートを使うとニオイ移りの防止になります。こまめな掃除と換気を意識すれば、快適な収納空間として活用可能です。

トイレを物置にするための費用相場

DIYでの費用

DIYであれば、主に棚の設置や内装変更の費用のみ。ホームセンターや通販で数千~数万円程度の予算で済みます。壁紙の張替えや床材の変更も比較的簡単にでき、DIY初心者でも取り組みやすい内容です。事前に必要な道具や材料をリストアップしておくと、スムーズに作業が進められます。

業者に依頼する場合の費用

専門業者に任せると、トイレ撤去や内装工事、収納設備の設置費用が発生し、全体で10万~50万円が目安となります。撤去の手間や床・壁の仕上げなども含まれるため、プロに任せることで仕上がりに安心感があります。複数の業者から相見積もりを取り、内容を比較検討するとよいでしょう。

費用を抑えるためのポイント

まずは見積もりを複数の業者に依頼し、価格や内容を比較しましょう。また、内装工事などDIYでできる部分は自分で行えば、費用を大きく抑えられます。中古品やリサイクル材を活用するのも有効です。DIYが難しい場合は、部分的に業者に依頼するのもおすすめです。

トイレを物置にした事例紹介

事例1:2階のトイレを収納スペースに

使用頻度の低かった2階のトイレを撤去し、背の高い棚を設置。季節用品や本を整理し、他の部屋の収納負担が軽減されました。

2階のトイレを撤去し、新たに収納棚を設置。季節用品や書籍などを整理し、居住空間を広く活用できるようになりました。この事例では、2階のトイレを使用頻度が低いことから、思い切って物置として活用することにしました。トイレを撤去したことで、約1畳分のスペースが生まれ、そこに高さのある収納棚を設置しました。収納棚には、普段使わない季節用品や書籍などを整理して収納しました。これにより、他の部屋に散らばっていた物を一箇所にまとめることができ、居住空間を広く使えるようになりました。また、収納棚の扉を閉めることで、見た目もすっきりとしました。この事例では、トイレの撤去費用や収納棚の設置費用がかかりましたが、居住空間の広さを確保できたことで、費用対効果の高いリフォームとなりました。

事例2:和式トイレをリフォーム

古く使いづらかった和式トイレを撤去し、床をフラットに仕上げて収納棚を設置。掃除用具や日用品がすっきり収納できる快適なスペースへと変身しました。

和式トイレを撤去し、床をフラットにして収納スペースを確保。掃除用具や日用品などを収納し、使い勝手の良い物置スペースを実現しました。和式トイレは、高齢者や子供にとっては使いにくい場合があり、リフォームのニーズが高いです。この事例では、和式トイレを撤去し、床をフラットにすることで、安全で使いやすい物置スペースを確保しました。床をフラットにする際には、段差をなくすために、床の高さを調整する必要があります。また、床材は、掃除がしやすい素材を選ぶことが重要です。収納スペースには、掃除用具や日用品などを収納しました。棚を設置することで、収納力を高めることができます。この事例では、和式トイレの撤去費用や床の改修費用がかかりましたが、安全で使いやすい物置スペースを実現できたことで、満足度の高いリフォームとなりました。

事例3:デッドスペースを有効活用

トイレ奥のスペースに浅めの棚をDIYで設置し、トイレットペーパーや掃除用品を収納。見た目も機能性もアップしました。

トイレの奥のデッドスペースに棚を設置し、トイレットペーパーや掃除用品などを収納。限られたスペースを最大限に活用しました。一般的に、トイレの奥には、配管スペースなどがあり、デッドスペースになりがちです。この事例では、そのデッドスペースに、奥行きの浅い棚を設置し、トイレットペーパーや掃除用品などを収納しました。棚は、DIYで簡単に設置することができます。また、突っ張り棒と棚板を組み合わせることで、簡単に収納スペースを確保することも可能です。デッドスペースを有効活用することで、トイレの収納力を高めることができます。また、収納する物が見えるようにすることで、在庫管理もしやすくなります。この事例では、棚の設置費用だけで、トイレの収納力を大幅に向上させることができました。

後悔しないための注意点

湿気・ニオイ対策の徹底

常時換気、除湿剤の活用、消臭剤の設置などの対策を怠らず、定期的に清掃することで快適な物置空間が維持できます。

換気扇の設置や除湿剤の活用、消臭剤の使用など、湿気やニオイ対策を徹底しましょう。定期的な換気も忘れずに行いましょう。トイレは、湿気がこもりやすく、ニオイが発生しやすい場所です。湿気対策としては、換気扇を設置し、常時換気を行うことが有効です。また、除湿機や乾燥剤を設置することで、湿度を下げることもできます。ニオイ対策としては、消臭剤や芳香剤を使用したり、定期的に清掃したりすることが重要です。特に、アンモニア臭は、ニオイの原因となるため、こまめに清掃するようにしましょう。また、換気扇を定期的に清掃することも、ニオイ対策として有効です。収納する物によっては、ニオイが移ってしまう可能性があるため、密閉できる容器に入れたり、防臭効果のあるシートで包んだりするなどの対策も必要です。

収納物の選定

湿気やニオイに弱い物は避け、食品などは密閉容器で管理。重い物を置く場合は、床の強度を事前に確認することが大切です。

湿気に弱いものやニオイが移りやすいものは、収納を避けましょう。また、重いものを収納する場合は、床の強度を確認することが重要です。湿気に弱いものとしては、紙類や衣類などが挙げられます。これらの物を収納する場合は、除湿剤を使用したり、密閉できる容器に入れたりするなどの対策が必要です。ニオイが移りやすいものとしては、食品や香りの強いものなどが挙げられます。これらの物を収納する場合は、密閉できる容器に入れたり、防臭効果のあるシートで包んだりするなどの対策が必要です。重いものを収納する場合は、床の強度を確認することが重要です。特に、古い住宅の場合は、床が弱くなっている可能性があるため、注意が必要です。床の強度が不安な場合は、専門業者に相談することをおすすめします。

将来的な用途変更の可能性

将来トイレとして再利用する可能性がある場合は、なるべく原状回復しやすい工法を選びましょう。配管の処理や内装素材も慎重に選ぶとよいです。

将来的にトイレとして再利用する可能性も考慮し、簡単な工事で元に戻せるような状態にしておくことが望ましいです。トイレを物置として活用する場合でも、将来的にトイレとして再利用する可能性を考慮しておくことが重要です。例えば、トイレを撤去せずに、便器の上に板を置いて、収納スペースを確保するなどの方法があります。また、壁紙を張り替える場合でも、剥がしやすい壁紙を選んだり、元の壁紙を保護するシートを貼ったりするなどの対策を講じることで、将来的にトイレとして再利用する際に、工事の手間を減らすことができます。また、配管を塞がないように注意することも重要です。配管を塞いでしまうと、将来的にトイレとして再利用する際に、大掛かりな工事が必要になる可能性があります。

まとめ:トイレを物置にするのは賢い選択?

トイレを物置にすることは、スペースの有効活用や費用対効果の面でメリットがあります。しかし、湿気やニオイ対策、収納物の選定など、注意すべき点も存在します。これらの点をしっかりと考慮し、計画的に行うことで、快適な住まいづくりに貢献できるでしょう。

リフォームを検討する際は、ホームプロやリショップナビを活用して複数の業者から見積もりを取るのがおすすめです。トイレを物置として活用するかどうかは、個々のライフスタイルや住まいの状況によって異なります。しかし、メリットとデメリットをしっかりと理解し、適切な対策を講じることで、トイレを有効活用し、快適な住まいづくりに役立てることができます。特に、収納スペースが限られている住宅や、DIYが得意な方にとっては、トイレを物置として活用することは、賢い選択肢と言えるでしょう。

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