今回は、埼玉県所沢市の戸建て住宅で、屋根の葺き替え工事を施工しました。

 

こちらのお宅では、豪雨のたびに雨漏りを繰り返し、だましだまし補修工事を繰り返していました。しかし、どんどん悪くなり、やがて小雨でも漏れるようになってきてしまったそうです。

 

そこで全面的に葺き替えようということで、弊社へご連絡をいただきました。

 

【工事日誌】

◆施工前写真

築16年、何も手を付けずに経過すると、スレート瓦の屋根はこうなります。

 

 

軒先も崩れてボロボロになり、風でめくりあがってしまいます。

 

 

◆施工後写真

 

既存のスレート瓦は、建築年数を確認すると「アスベスト(石綿)」が混入している可能性がありました。

 

 

「アスベスト」とは、繊維状の非常にこまかな物質のため「特別管理産業廃棄物」として扱われます。簡単にいいますと、一般の産業廃棄物処分場では受け入れて貰えない場合があるということですね。

 

 

受け入れてもらうには、手作業でこまかく分別して、特別な袋へ入れて、それを最終処分場に持ち込みます。そのため、分別にかかる人件費や袋代、特別廃棄物の処理代が発生し、結果的に価格が高額になってしまいます。

 

 

そこで今回は、お客様と相談して、既存のスレート瓦をそのまま活用できる「重ね葺き工法」をご提案させていただきました。

 

 

この「重ね葺き工法」は、既存の屋根にルーフィングシートという防水シートを直貼りして、その上に新しい屋根材を張るという工法なので、残材が少なく、工期が短縮されるので、安い工事費用で施工が可能です。

 

 

今回使用した屋根材は、「ガルバリウム鋼板」という金属屋根材ですので、劣化や風化の心配がありません。残材が少なく、耐久性に優れている屋根材を利用していますので、地球にもやさしい工事です。

 

 

【お客さんの声】

屋根は、補修だけで雨漏りを止めるのは難しく、葺き替える方が結果的には有効的であり、無駄な費用も掛からないことを知りました。これで雨の日の心配がなくなって、安心して眠れます。ありがとうございました。

 

 


 

最近の異常気象による豪雨災害は、年々ひどさを増しています。

小さな雨漏りの間にメンテナンスをすることで、大掛かりの工事にならないように予防できる可能性があります。気になることは先延ばしせずに、早めの対応をおススメします。