所沢市のお客様からS.O.S的に連絡が入りました。
朝から強い風雨が続いて雨漏りし始めたという内容です。
「お困りですね、今から伺って応急処置しましょう!」「是非お願いします!」のやり取りで、早速、伺ってきました。

セメント瓦の雨漏りの多くはヒビ割れや塗装の劣化

今回のお宅はセメント瓦を使用していました。雨漏りの原因は瓦の破損(割れ)によるものです。
風雨は続いていましたが、スタッフ2名体制で安全に注意しながら屋根にのぼり、破損個所に応急処置を施していきます。
強風で瓦やゴミ、工具などが落下しないように細心の注意を払いました。

応急処置を終え、家主様に宅内での雨漏りが止まったかの確認をしました。
雨漏りは止まったところで今回の作業内容をご報告。
今回の工事はあくまでも応急処置なので、屋根全体の点検を検討した方が良いということをお伝えしました。

★後日、屋根の点検時に撮影した写真

セメント瓦は多くの住宅で使用されています

セメント瓦は文字通りセメントと川砂でできていて、表面には塗装が施されています。
洋風・和風の建物に合う豊富なデザインがあるのも特長で、耐火性に優れている点から多くの住居で使用されています。
だだし、経年によるヒビ等の破損や塗装の劣化に対応してメンテナンスをする必要があることも知っておきましょう。

そろそろ塗装した方がいいよ…というサインをいくつか書いておきましょう。

  1. 瓦の色褪せ・・・屋根はお日様の紫外線、雨風に晒されています。時どき、屋根の様子を見て瓦の色褪せを意識しておきましょう。
    色褪せは瓦表面の塗膜の劣化により耐久性が落ちている可能性があります。雨漏りが起きる前に再塗装を検討しましょう。

  2. コケやカビ、汚れの堆積・・・塗膜が劣化し耐水性が低下することにより、コケやカビが発生したり、汚れが堆積するようになります。
    これは見た目にわかりやすいサインなので注意しておきましょう。

【お客様の声】

突然の雨漏りで驚きました。大雨にも関わらずすぐ来て頂き、応急処置してくれたのは感謝です。
後日、改めてご相談して屋根の葺き替えをしてもらいました。軽くて長持ちする屋根に葺き替えてもらいました。
今後は、屋根だけでなく家に関する色々なことを気軽に相談できそうで心強いです。よろしくお願いします。

【工事日誌】

セメント瓦を下ろす際、強風の中ゴミが飛び散らないようにゴミをガラ袋に入れながらめくっていきました。
瓦は老朽化の為大変もろく、乗っただけで割れてしまうので危険でした。

応急処置の数日後にご連絡をいただき、塗り替えではなく葺き替えのご相談を受けました。
丁寧に対応させてもらい、改めて葺き替え工事に伺うことになりました。