昨今、スロープや車いす対応のリフォームはめっちゃ増えております。
今回は、歩道を直す工事も伴うので、役所に許可申請を行わなければいけません。
それが結構大変なんですよね。(大変だった思いのたけは【工事日誌】で叫んでおります)
車いすの家族のためにバリアフリーリフォーム
ご高齢のお母様が退院され、今後は自宅からの通院となることから、駐車場拡大と歩道のスロープ化のご相談をいただきました。
ちょっとした階段や段差も車いすで通ってみると、大変な障害物となります。
屋内のバリアフリー化も今後手掛けていくそうですが、送り迎えに欠かせない車への乗り降り・・・
まずは、そこからリフォームしていく方針で固まりました。
今回の主だった作業は以下の3つです。
庭だった土地を駐車場スペースにリフォーム
車は隣の月極駐車場に停めていたのですが、少しでも玄関に近いところに車が停められる方が便利ということで、庭を駐車場に変えるリフォームを行いました。
庭木や植木の処理をして更地にし、コンクリート舗装しました。
塀をアコーディオン門扉にリフォーム
歩道へは門扉からのみのアクセスでしたが、駐車場化リフォームに伴い、既存の塀を取り壊しました。
アコーディオン門扉(キャスタータイプ)を取り付けることで、駐車場まわりの防犯(車上荒らしや盗難)にも配慮しました。
アコーディオン門扉には、今回使用したキャスタータイプ以外にも、アングルレールタイプとリフティングタイプがあります。
車道から駐車場へのアプローチをスロープにリフォーム(許可申請が必要)
もともと塀だったので、車道からお宅への間には大きな段差と歩道がありました。
今回の駐車場リフォームによって、この段差を解消し車道から駐車場への接続をスロープにする必要があります。
公道の形状を変更するので、やはり許可申請が必要です。申請書提出と許可証の受け取りで役所と警察署に何度も足を運びました。
縁石を傾斜のあるタイプに変更し、歩道にも傾斜をつけアスファルト舗装します。
歩道はすべて塞ぐことなく、分けて作業しなければなりません。
【工事後の写真】
無事に工事完了し、お客様には大変満足していただきました。
玄関前の階段や屋内のバリアフリー化のご相談もお受けしております。
【お客様の声】
母が退院して来るので、家をリフォームをする事にしました。
車椅子での生活に対応できるようにリフォームすることがポイントです。
庭を広い駐車場に作り変えることで車の乗り降りが楽にできるようにし、スロープを取り付けて車椅子でも楽に出入りできるようにしてもらいました。
【工事日誌】
歩道を作り変えるのに役所の道路維持課に申請書類を提出しました。
10日間ほど待ってやっとできてたと思ったら今度はそれを持って、警察署に道路使用許可書の申請。
また3日待たされてやっと工事にかかることができました。
運良く、駐車場前には大きな木がなかったので助かりました(大きな木があると移植が義務なので移し変えに費用が掛ってしまいます)。
歩道は半分づつの工事なので手間も倍くらい掛かりました(泣き言ばかりでゴメンナサイ)。
役所の申請が絡む工事をすると「もっと早く確認をだしてくれないかな~。」なんて毎回思っていますが、実際、早くならないものでしょうかネ。
来月また増築工事があります。申請後はなるべく早めに確認を下ろしてくださ~い。お願いします!!