ユニットバスの浴室の入り口の敷居や浴槽の縁が高く、つまづきや転倒の恐れがあって怖いというお客様のご要望で、床に簀子(スノコ)を敷くことにしました。
「スノコ」と聞くと、懐かしい、昔実家でも使っていた・・・というように
何か時代に逆行しているような気がするかもしれません。
ところが素材や技術が進化した現代でも、その昔ながらの良さが見直されているのです。
ユニットバスにスノコを敷くメリット
ユニットバスにスノコを敷くメリットをご紹介しましょう。
安全性の向上
まず第1に、スノコは滑りにくいため床面の安全性を向上させます。
また入り口の段差を埋めたり、浴槽に入る時の高さが低くなることで転倒のリスクを減らすことができます。
水たまりとカビ防止
第2に、スノコは水を通しやすいので、浴室内の水溜りを減らし乾燥しやすくします。
浴室の水たまりや湿気はカビなどの原因にもなりますので、お風呂から出た後に乾燥させることはとても重要です。
衛生的である
そして最後に、スノコは取り外しやすいので、清掃が容易になり衛生的な環境を保つことができます。
転居の際にも簡単に取り外せますのでリフォーム出来ない賃貸物件にはもってこいです。
このようにスノコを敷くことで、リーズナブルな予算で安全性や機能性を向上させることができます。
これが、見直されている理由なのかもしれません。
【お客様の声】
浴槽の縁が高く入口には段差があり、とても使い難いので、なんとかならないものか相談してみました。我が家は賃貸マンションのユニットバスなのでリフォームすることもできません。
なので直ぐに取れて、お金が掛らないスノコを作ってもらうことにしました。
これが大正解。浴槽をまたぐのが楽になって、入口の段差がなくなって、しかもお湯がサッとスノコの間から引いていく・・・アイデアですね~。
【工事日誌】
バリアフリーのユニットバスに取り替えると良いのですが、賃貸でお金を掛けないという理由からスノコを入れることをお勧めしました。
スノコでしたら、寸法を測ってお客様の浴室にピッタリの物を作るのは非常に簡単ですし、リーズナブルです。
マンションなので水やお湯が入口から出ないようにスノコの間隔を少し広めにしました。斜めになっているユニットバスの床上にスノコを置いたとき、表面が平らになるように調整するのが難しかったです。
最後にお客様には、安価でキレイに仕上がった事に大変喜んでいただけました。