病院の受付カウンターを交換したいというご相談がきました。
外見だけを変えるのではなく、新たに作り直したいということです。
どうせ作り直しをするなら、機能的にも改善しましょう!ということで
使い勝手を向上できる部分や、内側の収納スペースについても細かく打合せして、より満足度の高いものにしていきます。
従来のカウンターの表面は白で汚れが目立っていたので、今回は木目の化粧板で仕上げることになりました。
平面のカウンターに比べ、アールのカウンターは製作にかかる時間や材料が多くなります。
細密な採寸のもと型を作って、弊社加工場で各パーツを製作し、現場で組み立てるやり方です。
柱との接合部分や、アールの正確さに気を付けました。
お客様から要望のあった項目をざっとあげてみます。
- 改善ご要望のリスト
- 天板の高さ
- 天板の色と素材(質感)
- 前面をウッド調にしたい
- カウンター内側の収納棚①(常設の機器類がフィットするように)
- カウンター内側の収納棚②(引き出し収納、書類棚の仕切り板)
これらのご要望に沿ったデザイン提案をしました。
【施工後の写真】
【お客様の声】
内装が汚れてきたのをキッカケにリニューアルすることにしました。
待合室正面のカウンターをお洒落にして機能的にすることが今回の目的でもありました。
出来上がったカウンターを見てイメージ通りで大変気に入りました。
棚や収納スペースも要望通りにアレンジしてもらったので、使い心地がとてもいいです。
スタッフからも患者さんからも大変評判がいいですよ。
【工事日誌】
アールのカウンターは原寸で型を起こし、加工場で各パーツを製作しました。
現場では組み上げるだけの作業を予定していたのですが、腰部分を止めるホールアンカーが柱に当たってしまい、現場で加工するところも結構ありました。
なんと言っても、アールのカウンターは変形すると歪に見えるので正確なアールの表面を作るところに一番神経を使いました。