子供部屋の増築工事です。
受験生のお子さんが集中して勉強ができるように、部屋を作ってあげるという工事内容です。
庭に大き目の物置がありましたので、これを壊して、子供部屋を増築させるという案になります。

敷地内の倉庫解体と6畳ひと間の小さな家を建てる

敷地内に離れを増築したいので相談に乗ってほしいというお電話を頂き訪問しました。
今ある倉庫を解体し、その場所に離れを増築します。

既存の建物との接続もなく、トイレやシャワーなどの水まわりも不要ということです。
子供の勉強部屋としての役目が終えても、別の用途でも長く使っていきたいとのお話もあったので
プレハブ工法ではなく木造在来工法での増築をご提案し、施工することになりました。

木造在来工法とプレハブ工法の違い

木造在来工法とは、コンクリートの基礎の上に柱や骨組みを現場で作っていくという、日本に古くからある工法をベースに発展させた最も主流な建築工法です。近年でも建築全体の70~80%は在来工法であるという統計も出ています。
一方、プレハブ工法は予め工場で製作されたすべての部材を現場で組み立てる工法です。

在来工法、プレハブ工法、どちらの工法にもメリット・デメリットがありますが、それはまた次の機会にご紹介します。

施工後の写真

【工事日誌】

6畳一間の家を庭に作りました。水廻りはありませんが、基礎、構造、屋根と在来工法で作る新築とまったく同じ構造です。
母屋との取り合いがないので難しいところはありませんでしたが、次々と変わる工種に即対応していかなければならないところが「大変」と言えば大変でした。
隣家とも密接していて、自宅敷地内にもカーポートがあり、倉庫解体作業時、廃材搬出時には養生などの配慮が必要でした。

【お客様の声】

来年、子供が高校受験です。家が狭く子供の部屋がないので、勉強できる環境を作るために庭の倉庫を壊し増築することにしました。
外部の音を遮断し、冬の寒さを防ぐことのできる部屋が私の希望でした。
「子供に良い環境を与えた」ということで私自身が満足しているだけかも知れませんが・・・。
何れにせよ悔いが残らないようにやるべきことはやってエールを送ろうと思っています。受験頑張れ!!

【スタッフの感想】

家族の成長や老化に伴って住まいの使い勝手も変化していきます。
我々が改築や増築をお手伝いすることで、より便利で快適になっていたただければ最高に嬉しいですし
「長持ちしてほしいから、もうひと手間かける仕事」をモットーに今後も頑張っていきます!