今回の工事は埼玉県所沢市のお客様。
屋根の補修が必要となり、葺き替えがいいのか塗装がいいのかとのご相談を受けました。
弊社で調査したところ塗装で問題ないと判断しご提案いたしました。

【工事日誌】

経年劣化により屋根の表面が剥離してきた為、補修のご依頼をお請けしました。

このように屋根が剥離した場合の修理方法は大きく分けて2つ。
1つは屋根を取り外して新しい屋根を付ける「葺き替え」を行うか、もしくは剥がれた部分を「塗装」するかです。

剥離といっても屋根材自体が剥がれているのではなく、屋根材の塗装などが剥がれている事がほとんどです。
ですので、再度塗装をきれいにし直す事で補修できることもあります。
ただし剥離が起きてから放置時間が長いと、例えば屋根材が金属の場合などは錆が発生してしまい、屋根材自体が使い物にならなくなってしまう場合があります。
そうなると塗装という補修方法はできず、葺き替えのみとなってしまいます。

葺き替えは塗装に比べコストが掛かるので、剥離がわかったらなるべく早い補修をおススメします。
今回のお客様の場合は、そこまで屋根材自体に損傷はなく、現場の状況とご予算から判断して塗装をお勧めしました。
まずは屋根材の表面の塗装が剥離した箇所を高圧洗浄でキレイに除去した後、塗装の工程に入りました。


今回のお宅の屋根材はカラーベストでした。
カラーベストというのはセメントを材料としており、軽くて丈夫でコストも安いため、現在もっとも多く使われている屋根材です。
カラーベストはセメントですので、剥離が起きて水を吸い始めてからは、やはり早い時期に処置することが大切で、手遅れになると補修手段としては葺き替えることしかできなくなりますので注意が必要です。

【★価格について★】

「家の状態」や「現場周辺の状況」などによって価格は変動します。参考価格を目安に、お見積りのご依頼をされることをお勧めしています。

コロニアル屋根とは

コロニアル屋根とは、一般的にはゲーブル屋根とも呼ばれ、屋根の両側が傾斜しているデザインです。
この形状は、水分が屋根から効率的に流れ落ちるように設計されており、積雪が多い地域や雨が多い地域に適しています。
歴史的には、アメリカのコロニアル時代に多く見られたスタイルで、古典的で伝統的な外観を持っています。

ストレート屋根とは

ストレート屋根は、一般的には平屋根またはシングル屋根として知られています。
このタイプの屋根は平らで、傾斜が非常に少ないか全くない特徴があります。
現代の建築に多く見られ、都市部のビルやモダンな住宅に適しています。
水はけの設計が重要で、適切な排水システムが必要です。

コロニアル屋根とストレート屋根の違いと比較

形状は コロニアル屋根は斜面があり、両側が傾斜しています。一方、ストレート屋根は平らで傾斜が少ないか全くありません。
スタイルは コロニアル屋根は伝統的で古典的なデザインを持ち、ストレート屋根はモダンで現代的な建築スタイルに適しています。
機能性はロニアル屋根は雨水や雪の排水に優れていますが、ストレート屋根は排水のための追加のシステムが必要です。
適用地域はコロニアル屋根は積雪や雨が多い地域に適していますが、ストレート屋根は穏やかな気候や都市部の建築によく使用されます。