キッチンがだいぶ老朽化しており、特にタイルの目地の汚れがひどく、掃除をしても落ちないのでどうしようという相談をお客さまより頂きました。
キッチンのリフォームにおいて、老朽化したキッチンを新しい雰囲気に変えるために「キッチンパネルを貼る」というのも1つの手です。
コストは抑えられますし、施工も簡単に終わります。
ただしパネルを貼れる範囲は限られていますし、設備の老朽化には対応できません。
今回は一時的な対処療法をするよりも、将来的な事を考えてキッチンのシステム全体を取り換える事となりました。

キッチンリフォームの工事準備

今回の工事期間は2日間です。ただし2日間で仕上げるために、準備期間には10日間を要します。
着工第1日目には電気、水道、ガス、大工、塗装、と職人が集中するので、着工前は周到に打ち合わせをしなくてはならないのです。
どの職種の職人さんがどのタイミングで施工するのか?
工程表を通して作業がぶつかり合わないように交通整理をしながら進行しなくてはなりません。
そのために重要なのが現場監督です。現場監督が各職人に的確に作業工程の順番を指示することで、工事は首尾よく進んでいくのです。

キッチンシステム交換の工程

1. 解体
現在のキッチンの解体を行います。キャビネット、カウンタートップ、床材、壁材の取り外しと、電気設備や配管の取り外しもしなければなりません

2. 基礎的な設備工事
水道の配管および電気配線の工事を行います。それぞれ専門の職人さんがお互い代わる代わる作業をしていきます。
まずは床下の配管をきちんと処理するために床を切って下にもぐり、確認作業をしました。
床下に入れるときは「可能な限り悪いところは直す」(もちろんお客さんと相談してのことですが)。これはリフォームの鉄則です。

3.壁仕上げと床材の貼り付け
壁もリフォームする場合は職人さんが新しいクロスに張り替えます。
床材も同様に新しい物に取り替えます。
これで一気にキッチン全体の雰囲気が新しくなります。

4. キャビネットとカウンタートップの設置
壁と床が仕上がったらようやく新しいキャビネットやカウンタートップを設置します。
きちんと水平や垂直が取れているか、しっかり確認します。
最後にきれいに掃除をして完成です。

短納期の依頼にも対応してくれた

キッチンの汚れがひどく、老朽化も進んでいたので、この際だから全部取り替えてもらうことにしました。
毎日使う台所だからこそ、使えない期間が長引いてしまうと困ってしまいます。
できるだけ短い期間での工事をお願いしたところ、たったの2日間で完成しました。
短い工事期間の中でも決して手を抜かず、細かいところまで丁寧に仕上げてくれたのには「さすがだなあ」と感心しました。
仕上がりのデザインもとてもよく、今回プライニングメイトさんに頼んで本当に良かったと満足しております。