外壁塗装のご相談が入りました。
すぐに点検を兼ねて訪問し、お客様のご要望をお聞きしてみました。
今後のメンテナンスの事を考え、塗装よりもアルミサイディングの方が良いのでは?とご提案してみました。

アルミサイディングとは

サイディングというのは建物の外壁に貼る外壁材の一種で、主に金属製やセメント製の物を指します。
また、外壁にこのような板を貼っていく施工法のこともサイディングと言います。
アルミサイディングとは金属サイディングの一種で、サイディングにアルミ材を使用することで、軽量かつ丈夫で、耐震にも強くなります。
水分を吸収しないため寒冷地にも適応し、耐久年数も40~50年と言われています。
錆にも強く耐久性も高いため、メンテナンスもほとんど必要がなく、費用を抑えることができます。
ただしデメリットとして、アルミ材は他の金属に比べて柔らかく、耐衝撃性に弱いという特性がありますので、凹みや傷が出来てしまう可能性はあります。
またセメント製などに比べて材料費は高くなってしまうため、初期費用はセメント製などに比べれば若干上がってしまいます。
メリット・デメリットを考慮した上で選択されることをお勧めします。

お客様の声

外壁の補修をするにあたり、初めは塗装を考えていましたが、外壁メンテナンスフリーのアルミサイディングに決めました。
丁寧な説明をしていただき、初期費用は多少高いですが、長い目で見た時の費用対効果はアルミサイディングの方が高いことが分かりましたので、そちらを選択しました。
工事中はまかせっきりになってしまったので、完工検査は念入りにチェックさせて頂きました。
細部の丁寧な仕上がりや吸気口を共材で製作するサービスなどを確認し、とても満足しています。
職人さんは感じが良く説明も丁寧でした。
素人からすると、見えない部分が多いこのような補修工事は不安が多いのですが、そのような不安を払しょくさせてくれて、プランニングメイトさんにお願いしてよかったと思います。
これからは外壁の老朽化を気にせず、生活できるので安心です。
また何かありましたら、お願いします。

工事日誌

入り組んだ作りの家なので出隅と入隅の処理に時間が掛かりました。
北側の壁が傷んでいたので亀裂にシリコンを充填し、欠けた部分はモルタル補修するなど下地の処理をしてからサイディングを貼りました。
きちんと下地を補修せずにサイディングをしてしまうと、後で内部で劣化が進み、気づかぬうちに進行してしまう場合があります。
そうなると新たに貼ったサイディングを剥がしたり、再度貼ったりと、修理費用が高くついてしまいます。
中には下地処理をしない悪徳業者も存在しますので、見えない所ほど注意が必要です。
またアルミサイディングで重要なのは通気性です。
通気性が確保できないと、そのうち湿気により木材の腐食が始まったり、シロアリに食われる可能性もあります。
サイディングの下に胴縁をつけて、通気層を確保します。
今回は外断熱工法の部材としては腐らない樹脂胴縁を使用し、釘には錆びないステンレスを採用しました。
いくらアルミが錆びにくいといっても、使用する釘が錆びてしまっては問題です。
きちんと細部にわたりこだわりを持つことで、お客様に満足いただけるよう努めて参ります。