屋根工事日誌

古くなったカラーベスト屋根(スレート屋根)は表面の塗装が劣化してしまうと、防水機能が落ちてしまいます。
防水機能が劣化することで腐食や雨漏りの原因になることもあり、10年に一度は補修が必要です。
またカビやコケが生えてしまうことで外観を損ねるだけでなく、さらに屋根が劣化してしまう可能性もあります。
しかしカラーベスト屋根を交換するとなると、解体や処分をするのに費用も時間もかかってしまいます。
そこでおススメなのが既存のカラーベスト屋根の上に、さらに新しいカラーベストを葺いていくカバー工法です。
カバー工法は期間も費用も抑えることができ効率的です。
しかし、カバー工法で屋根を補修する場合は、工事前に屋根の下にある母屋や垂木が腐っていないかを良く確認し、もし腐食が見られるようなら添え木等をして金物で固定することが必要となります。
今回の工事では腐食した垂木(10本程度)を交換し、補強しました。
カバー工法を施工する際に最も注意しなくてはならないのは下地の確認です。
補修できないくらい下地が傷んでいる屋根に採用すると、返って家を弱くしてしまいます。
ですのできちんと調査確認をしてくれる業者を選ぶことが重要なのです。

屋根工事の価格について

実例写真館の参考価格には、材料代と製品代そして標準工事費が含まれておりますが、「家の状態」や「現場周辺の状況」などによって価格は変動します。参考価格を目安にお見積りのご依頼をされることをお勧めしています。

カバー工法とは

カバー工法は、スレート屋根の補修方法の1つで、屋根の上からさらに覆うように屋根材を重ねる工法で、重ね葺きとも言われます。
カバー工法のメリットとして、

1.屋根の交換をする場合に発生する廃材が出ないので廃棄費用を抑えられる。

2.屋根の撤去の必要がないため、その分工期も短く費用も抑えられる。

3.屋根が二重構造になるため断熱性が高まる。冬は外の寒気が入りづらくなるため暖かく、夏は外の熱が入りにくくなるため涼しくなる。
といったメリットがあります。

ただし下地が傷んでいるような場合、そのまま重ね葺きをしてしまうことでその後の修理がより高額になってしまったりする可能性があります。
下地に損傷はないか?あった場合補修できるのか?をきちんと提示した上で、お客様の場合はカバー工法を採用した方がよいのか、それとも屋根の葺き替えをした方がよいのかなど、きちんとした視点で見極めて提案をしてくれる業者を選ばなかったことで、後で余計高くついてしまったというトラブルが後を絶たないのです。
カバー工法をする際は、ぜひきちんとした業者に依頼することをお勧めします。

お客様の声

屋根の老朽化が進み、そろそろ補修しないといけないと思いプランニングメイトさんに見積もりを依頼したところ、塗装補修、葺き替え、カバー工法など様々な提案をしていただき、その中でも安価で財布にも優しく、我が家にも合うという事でカバー工法をしていただくことになりました。
利益主義ではなく、きちんと私たちに合った提案を丁寧な説明とともにしてくれたことで、信頼できる業者だなと感じました。
また下地調査をした結果、補修もきちんとしてくれたので、雨漏りなどの心配もなくなり安心しました。
プランニングメイトさんには信頼感が持てて安心してお任せできました。ありがとうございました。